結婚や出産などの人生の転機を迎え、この機にマイホームを購入しようとお考えの際、「果たして賃貸と購入、どちらがお得なのか?」という悩みにぶつかる方も多いと思います。
よく見るのはローンを35年払いで返済した場合の総返済額と家賃を35年払い続けた場合の総額の比較ですが、総支出額だけでは計れないことも多いです。
当然ながら、賃貸の場合はいくら家賃を払ってもお手元には1円も残りません。
購入した場合はご自身の資産なので、将来的に人に貸して賃貸収入を得ることも、売却して現金化することも可能です。
また、今後は金利の上昇が懸念されていますが、情勢を見て固定金利に「借り換え」をすることも可能です。
※借り換えには手数料が必要ですが、数十年払い続ける金利の積み重ねを思えば、さほど大きな出費ではないでしょう。
また、購入の場合は賃貸では受けられない税金の控除や受けられる助成金などの間接的なメリットもあります。
どの控除や助成も適用には要件がありますが、省エネ性能に優れた住宅は特に優遇されるので、省エネ住宅の重要性は増しています。
住宅ローンの契約者に万が一のことがあった場合、団体信用保険によって【ローンの返済が不要】となり、残されたご家族の生活を支える「保険」としての役割も担うことができます。
金融機関によっては「団体信用保険」にもいくつか種類があり、三大疾病(がん・急性心筋梗塞・脳卒中)や重度慢性疾患(高血圧症・糖尿病・慢性腎不全・肝硬変・慢性膵炎)によって所定の状態になった場合にも保険金によって残債が完済されます。
『保険は人生で2番目に(家の次に)高い買い物』と言われますが、「団体信用保険」の加入によってその他の保険を見直して月々の出費を抑えることができます。
繰り返しになりますが、賃貸住宅の家賃はどれだけ支払っても何も残りませんが、家を購入すれば「資産」として残ります。
自己所有の資産を手に入れる為の住宅ローンは、「投資」に似ています。
建物は年数の経過と共に価値が下がりますが、土地は相場によって価値が上がることもありえます。
また、株式のように倒産で紙切れになるリスクはほとんどありませんので、安定した資産形成の一つとも言えます。
※災害で被災する可能性もありますが、そのリスクをカバーするために【保険】があります。
弊社では住宅購入時には保険のご提案もさせていただいております。
あと、まだお若い方にはずっと先のこととなりますが、高齢になると賃貸住宅への入居審査も厳しくなります。
老後の住まいの確保は中高年になってからでいいとお考えかもしれませんが、その頃には住宅ローンを組める額も返済年数も今よりもっと厳しくなってしまいます。
終身雇用が当たり前ではなくなりましたので、高額な退職金も絶対受け取れるとは限りません。
その他にも、マイホームならではの間取りや仕様・設備の自由性と快適性がもたらすQOL(生活の質の高さ)の差、カード加入時やお子様の賃貸契約時などで保証人になるなど、何らかの審査を受ける際の社会的信用の高さなど「持ち家」ならではのメリットもあります。
いろいろな選択肢があり迷われるのも当然ですが、何がご自身にとって最善のご選択となるか、人生設計とこの先の社会の変化も思い描きながら、お選びいただければと思います。
宅地建物取引士
大鋸 武
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